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ポケットサイズながら衛星から自分の位置情報を取得できるハンディGPSという便利な機械がある。随分前にモバイル機器に接続したりして遊んだものだ。(その頃は水辺よりもパソコンいじる方が楽しかった時期だった。) 飽きてからは滅多に出番がなくなっていたが、ふむふむさんが興味を持ったのを発端に、私も久しぶりに使ってまたまたその魅力に引き込まれてしまった。
最近自転車で遊びに行くときは、デイパックのポケットに入れて走行ログ収集してはパソコンに取り込んでいる。しかしルートを設定してナビゲーションとして利用したい時に、いちいちデイパックから取り出すのが非常に面倒くさい。そこで自転車のハンドルに固定することにした。取り付け器具は純正品が売ってはいるが、なんとなく自分でも作れそうな気がしたのでやってみた。
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筑後川温泉にやってきた。自転車乗った後はすぐに風呂に入りたいので、スタート地点はそういう場所を選ぶようにしている。今回はメガネ橋を渡るJR日田彦山線を撮影するのが最終ミッションである。
自転車を組み立てて、早速GPSを取り付けてみた。ちなみに取り付けはぶつけ本番である。安易に何とかなると思っていたが、早速問題発生。以前車のダッシュボードの上に両面マジックテープで固定していたので、今回もそれでやってみた。しかし自転車の振動は車の比ではなく、グラグラして落っこちそう。ま、大体は予想していたので、とりあえず今回はテープで巻き付けて次回までの宿題とする。
あらためて発進。今度はバッチリ、かと思ったらGPSの電源が切れた。噂には聞いていたが、この機種は予想以上に振動に弱かった。どうも単三電池の接点が弱く、瞬断されるらしい。今までポケットに入れてた時は、こういう事がなかったので、ちょっとなめていたのが失敗。(事前に試さないから自業自得である。)これは応急処置が出来そうもない。しかしテープでグルグルに固定したのを今さらはずしたくない。
電源が切れたらまた入れればいいので、このまま行くことにした。いつ切れるかと気にしながらの運転は、精神的には非常に良くない。かなりイラつく。(−−;
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地鶏とそばの和食処 「とり庵」 のソバ定食 |
夜明け(地名)から211号線入ると、車の往来が激減した。GPSもどういう訳か調子よくて電源が切れなくなったので、やっと景色を楽しむ余裕ができた。のんびりとした田舎道。風も日差しも気持ちいい。すると腹の虫が鳴いた。そういえば昼飯をまだ食べていなかったっけ。でもさっきから店らしいのは全然みない。このまま目的地に着いてしまいそうだ。
やがて「ソバ」と書いてあるのぼり旗を発見。吸い込まれるように店へと向かった。
テーブルの真ん中に囲炉裏があり、地鶏の炭火焼を目の前で焼いて食べられる。思わず注文しそうになったが、そんなの頼んだらやっぱりビールが欲しくなるので、ぐっとこらえた。
かわりに頼んだのはソバ定食。平たい麺を地鶏やネギなどの具が入ったダシ汁につけてズルズルとすする。汁にうまくからんだ麺の柔らかい食感が最高!
会計の時に店のご主人から「自転車乗ってたらまたお腹がすくでしょう。これもっていって。」とおにぎりをいただいた。ほんの小さな気遣いかもしれないが、そういうのが出先ではすごく嬉しくと感じるものだ。すがすがしい気持ちで澄んだ青空を見上げつつ、軽やかにペダルを踏み込む。
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棚田の中を線路が走る、田舎の象徴的な風景が広がっている。この次は絶対電車からこの風景を見てみたい。その後もすこぶる調子の良いGPSのナビゲーションに従い、目的地であるメガネ橋の一つ目に到着した。本当はこの先にある橋の方が風景的にも綺麗なのだが、間もなく電車がやってくる時刻なのでここでカメラを構えることにした。ひっそりとした川原にて、もらったおにぎりを頬張りつつ電車を待つ。「カタタン・カタタン・・・」と森の中から想像してたものより優しい音が近づいてくる。黄色い一両編成の電車がやってきた。ファインダー越しに見るその姿は、子供のおもちゃみたい。手を伸ばして逆方向にひっくり返せば、また元来た方に戻って行きそうだ。
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帰りは不恰好に縛られたGPSをしまい込んで、振動も気にせず思いっきり走った。そしてとある脇道へと入ってみたら、なんとも良い雰囲気の小川を発見した。自転車を置いて岸に近づくと、水草の陰から小さな魚がツーっと逃げてゆく。
早速GPSを取り出してウェイポイントに登録。こうして見つけたお気に入りの場所を、その場でGPSに簡単に登録することができる。目印などが周りになくても、正確に緯度・経度が保存されるので、次回その場所に行く時にとても助かるのである。
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帰宅後、GPSに蓄積したドラックデータをパソコンに転送する。トラックデータとはGPSが一定間隔で位置情報をメモリに保存したデータである。これをカシミール3Dという地図ソフトに取り込むと、地図上に自分が移動した軌跡が表示されるのだ。これはとても良い思い出の記録になるのだ。登山やサイクリング以外にも、いろいろな場面で使えそうだ。
(右のマップをクリックすると拡大表示されます。) |
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