13.佐賀バルーンフェスタ
2006/11/04
![]() |
秋になったので部屋の隅に追いやっていた自転車を、久しぶりに引っ張り出してきた。秋らしいものは何かないだろうかとネットで情報収集していたら、佐賀バルーンフェスタの開催スケジュールを見つけた。そこで有明海のシチメンソウなんぞもコースに入れて、いつものようにのんびりとサイクリングしようと思う。 車で福岡から三瀬峠を越えて佐賀へ。バルーンフェスタの影響で混雑が予想されるので、車は市内よりずっと手前に駐車。そして自転車の出番である。まずは有明海を目指してハンディGPSの指示を頼りに、車の少ない裏通りを走る。市街地を抜けると、佐賀っぽい広々とした田園地帯が広がる。自転車でかっ飛ばすには最高に気持ちいい道だ。そして東与賀海岸のシチメンソウ保護地に到着。シチメンソウとは七面鳥のトサカに似ていることから名が付けられた植物で、干潟など塩分濃度が高い場所でしか生育できない。全国的な干潟の減少により、姿を見られる場所も限られるようになってしまった。 保護地は公園が隣接されていて、ピンクに色づいたシチメンソウを見物に来た人たちで賑わっていた。 |
| 15時から開始されるバルーン競技に間に合うように、嘉瀬川の河川敷にある大会会場へ向かう。途中で何かの干物が沢山ぶらさがっていた。引き寄せられるように自転車を寄せて見てみたら、「出たぁ〜エイリアン!!」 なんちゃって、これはワラスボという魚。まじで特殊メークの必要がないグロテスク顔ですな。 |
![]() |
![]() |
広々とした河川敷の駐車場は、ご覧の通り車が溢れかえっていた。 まだどんどんと車が入ってくるが、この様子だと競技開始に間に合わない人も多いのではなかろうか。何しろこの駐車場から会場までは、歩いてゆくには結構距離がある。大変だなと同情しつつも、私はスイスイ〜と会場へ向かう。 |
| 会場周辺でやたらとヘリコプターが低空飛行をしていた。何事かと思ったら、遊覧飛行をしてもらえるらしい。3機ぐらいのヘリが忙しそうに客を乗せては飛び立ち、舞い降りるのをしばし見学。 離陸後、頭上を旋廻して飛び去るヘリの動画 |
![]() |
![]() |
バルーン競技会場に到着。私は競技がどんなものか全く知らずに来たのだが、会場放送でこれから開始される競技について説明をしてくれた。それによると、数キロ先の様々な場所から会場内の一点を目指して何十機もの気球が飛んでくるそうだ。そして×印に向けてマーカーを投下して、落下場所と中心までの距離を競うというものらしい。 開始時間を過ぎて間もなく、彼方から気球がポツリポツリと姿を現した。しかも結構広範囲から飛んでくる。また会場放送から得た知識だが、気流というのは単に一方向に流れているものではないらしい。地上から上空までに幾重もの気流の層があり、それら気流は速度や方向も様々というのだ。舵を持たない気球は、いかに良い気流に乗るかが勝利の鍵であり、目に見えぬ気流を探し出すのは熟練パイロットのテクニックの見せ所ということだ。実際に広範囲に散らばった気球が、全てこちらに吸い寄せられるように接近してくるのだから、それはすごく不思議な光景であった。 |
| 早く投下地点に到着できるかどうかは問題ではない。いかに中心地に近く投下できるかということなのだが、これが実に難しそうだ。多くの気球が目の前まで接近しつつも、地上に近い気流にはじかれてしまう。しかしチャンスがないわけではない。時間内であれば、一旦旋廻しつつ、再度トライすることも可能らしい。それにしても気球が旋廻できるとは知らなかった。 そんな中、共栄火災の「まもるくん4号」が中心地に大接近。一体どうなるんだ!? |
![]() |
![]() |
「まもるくん4号」は地上すれすれの高度を保ちつつ、投下チャンスうかがう。これは良い記録が出そうだ。私もカメラを気球にロックオンしたまま、投下の瞬間を狙う。そしてピンクの帯が見えた瞬間にシャッターを押した! ナイスタイミング! 投下も大成功して、開場から一斉に拍手と歓声が沸いた。気球競技って本当にエキサイティングで楽しい! |
| 夜のとばりが降りるころ、競技会場にはものすごい数の気球が勢揃い。ラ・モンゴルフィエノクチューンという音楽と輝く気球のコラボレーションによるショーが始まった。音楽やDJの掛け声に合わせて60機近い気球が同時にバーナーを点火する。この迫力と美しさを文章で表現することができないのは残念だ。バルーンフェスタの存在はずっと昔から知っていたが、こんなに楽しいとは知らなかった。また来年も絶対に来よう。もちろん自転車で。 | ![]() |