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謎の熱帯魚 捕獲作戦

     2003年1月13日
     場所   : 大分のとある川


冬だからこの企画
初夏から秋にかけて熱帯の海から黒潮にのってチョウチョウウオなどの色鮮やかな魚が北部九州沿岸にもやってきます。しかし冬の寒さに耐え切れず死滅してしまう。そんな彼らのことを死滅回遊魚と言います。
それに比べ淡水の池や川の場合は、熱帯の魚が自然に流れ着くことはありえません。まして日本よりもはるかに暖かい国で育つ魚が、真冬でも普通に生息していることが果たして実際にあるのであろうか。

そこでABIC探検隊は「日本の川に熱帯の淡水魚は実在するのか!?」ということを証明すべく大分県の川に行き、謎の淡水魚を捕獲するために立ち上がったのであった。


必死の捜索作戦
現地に到着後、過去に発見されたという情報のある川の一つを探索してみる。水は冷たく魚の姿は全く見られない。あきらめかけたその時、サギが何かをつついているのを発見! それはある魚の死体であった。ヒレや体つきがコイやフナとも違うように思える。これが謎の魚なのだろうか。重要な手がかりを得て士気が高まる隊員達であった。

続いて事前調査で最も生息の可能性が高いとされる場所に移動。しかし怪しそうな場所が見つからない。隊長一家チームとKAPPA&6KEY隊員チームの二手に分かれて探索を行うが見つからず、周辺住民への聞き込みへと作戦を変更することになった。すると先程の川の観察をした場所から上の方で以前見たという有力な情報を入手することができた。ついに謎の魚を捕獲することができるのか!



探索は難航。 あきらめるしかないのか・・・

(本当にいるのだろうか・・・)
先の観察地点より上流のポイントに到着。早速探索を開始する。が、いかにもいそうな場所はあるが全く魚影がみられない。水温も低いし、とても熱帯の魚が生きているとは思えない。ひょっとしたらこの川ではなかったのであろうか。焦る気持ちが疲労を増幅させる。皆の口数も減りはじめた。車で少しずつ場所を移動しながらさらに探索は続く。

そしてある地点に到着。帰りの時間を考えると、恐らく探索はこれが最後になるであろう。一縷の望みに賭けるしかない。今回の探険を行うにあたって情報収集の協力をしていただいた人達がいる。彼らの努力を無駄にするわけにはいかない。そう我々探検隊は最後まであきらめるわけにはいかないのだ!

気持ちを引き締めなおし川原へと向かう。付近からは温泉水が流れ込んでいるのであろう。あちらこちらで湯気がたっている。これはひょっとするかもしれない。

その時、6KEY隊員の絶叫がこだました!!



ついに我々は見た!
「おるおるおるっ!」
(注:おる=いる  博多弁)
全速力で駆け寄る。そして彼の指差す方向に目をやると、黒い巨大な影が深みへと逃げ込もうとしていた。ここで逃がすわけにはいかない!ざぶざぶと水しぶきを上げながら追跡する。すると何かが足にごつごつ体当たりしてくるではないか。なんと足元には巨大な魚の群れが!その数たるや有に50匹はいるであろう。難なく捕獲した最初の一匹は頭から尾の先まで入れると40cm近くはある巨大魚であった。

この魚の正体は「ティラピア」というアフリカ原産の熱帯魚。温泉の流れ込むこの川になんらかの原因で住み着き増殖したのだ。興奮冷めやらぬうちに、新たな魚がついに我々の前に姿を現した! 「グッピー発見っ!」 それはとても小さい稚魚ではあったが鮮やかな模様がメダカやカダヤシとはあきらかに違うことを証明している。ついに我々は謎の熱帯魚の捕獲に成功したのであった!!
(水曜スペシャルモードは疲れるのでこれで終わり。一部表現に大げさな所はあったが、こっちはヤラセなしのドキュメントです。)
  


エイリアン スピーシーズ問題
普通の水辺では滅多に見れない生き物が観察できて楽しい一日でした。しかし本来この場所には彼らのような生物は存在しなかったはずなのです。それはどういう意味を持つのかということも考えなくてはなりません。
昨今、外来種の生き物が、在来種の生息環境を脅かす問題が日本各地で発生しております。ブラックバスなどの捕食生物による在来種の減少問題は多くの人がご存知だと思います。
では今回のグッピーなど獰猛な魚食性でない魚の場合は、日本の淡水魚の生態系に悪影響を及ぼすことは少ないかというと実はそうともいえないかもしれません。
たとえ他の魚への攻撃が少ないとしても、繁殖力の強いこうした魚が増殖すればその水域の生態系のバランスが崩れ、結果的に在来種が絶滅に追いやられる可能性もあるのです。
それに交雑が広まる恐れもあります。ニッポンバラタナゴという魚は、アジアの他の国からきたタイリクバラタナゴとの交雑が急速に進み、純粋な種は減少し続けています。

現在も流通の発達や個人のモラル低下などにより、日本中で爆発的に外来種が増殖しております。公害や開発促進の影響など、直接人間が自然を破壊することばかりでなく、目につきにくい所でもこうした自然破壊は進行していることを我々は認識する必要があります。



こ・・・これは・・・(絶句)
ところでグッピーとは全く関係のないことですが、探索中に見つけたミステリー(?)写真。損害保険事務所の看板娘です。
包帯ぐるぐるにおびただしい血がとてもエレガンス!今年の流行先取りよ。おほほ

メインの看板を見よ! 「やって地獄 やられて地獄」 パンチききすぎだぜ。



謎の映像・・・
今回の探検隊の任務遂行の様子を撮影した映像が、ある組織の手によって特別編集されているらしいという情報を入手した。その真偽については不明である。





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