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沖縄座間味その1(ホエールウォッチング編)

     2003年2月8日


沖縄連チャン
2週連続で沖縄に行ってしまいました。もちろんこんなことしたの初めてです。前回はソロでふらりふらーりと適当な旅でしたが、今回はメインの目的があります。座間味にてザトウクジラを見に行くのです。TVではよくみるザトウクジラですが実物はどんな感じなのでしょうか。楽しみです。



いよいよホエールウォッチングへ

泊港よりフェリー「クィーンざまみ」にて座間味
島へ。なんか空が曇ってるな。大丈夫かいな。
7日はコソコソと定時で会社を脱出し、福岡空港で隊長一家との待合わせ場所へ急ぎました。22時ごろ沖縄の宿に到着して、この日は翌朝に備えて早く就寝。
8日の早朝に起床してすぐに窓から空を見上げてみる。曇りがちで雨が降りそうな降らなさそうな微妙な天気。海が荒れたら船が出ないから後は神に祈るのみ。とにかく座間味島へ向けて出発です。

那覇の泊港からフェリーで座間味に到着、のんびりする間もなくすぐにホエールウォチングツアーの船に乗り換えです。中止にならなくて良かった。でも海に出たからといって都合よくクジラが見れるとは限りません。せっかくここまで来たんだからちょこっとだけでも姿を見せてくれー。



クジラ出た!

クジラ発見!ゆっくりと接近だ。
スピードを出して海原を突っ走っていた船が急に減速しはじめた。クジラの出現状況は刻々と無線が入る。はるか前方にすでに現場に到着していた船が見えます。すると突然その船の間近で巨大な物がしぶきをあげて飛び上がりました。「出たーっ!」 船はゆっくりとクジラに接近。時折波間に巨大な背中を現し、ブシューと霧のように息を吹き上げます。(ブローという)とにかくでかい。それが自分のすぐ近くにいるんだから信じられない。でも本当。



こんな間近で見れるなんて

テールを高々と上げて潜航していきます。
しばらくすると大きなテールがガバーっと上がる。これは潜水する時の行動とのこと。(フルークアップダイブという)クジラは海中に姿を消したがまだ感動の余韻が残っている。その後約15分ほどで再び浮上してくるらしいので、四方に気を配りながらじっと待つ。やがてまたブシューというブローとともに出てきた。船内は歓声に包まれました。どうやら数頭いるみたい。仲良く並んで泳いでいるのは夫婦なのかいな。何度もブローを繰り返し、やがて一頭また一頭と海中深く潜っていきました。



クジラは見たし。が、しかし・・・

「ブシュー」と一発ブローのしぶき。
クジラがいなくなるととても静かな洋上。と言いたいところだが、結構波はうねる。神出鬼没な鯨の出現を待って海面を凝視していると・・・なんか胸がムカムカしてきた・・・「や、やばいかな。いやまだ大丈夫」自分を納得させるように心の中でつぶやいていると左舷後方で「ブシュー!」 すぐにカメラを構えてクジラの姿を追う。するとやばい気分もどこえやら。クジラ達のオーバーアクションのたびに興奮が高まる。
しかし、クジラがまた消えると。「やっぱりやばーい」そしてついにダウン。大騒ぎの船上を後に船室に沈みました。せっかく来たのに港に戻るまでもはや目を開ける気力すらなし。



午後も挑戦。クジラ観察第二弾!(大丈夫か?)

「こっちへおいで」と手招きしてるようだ。
翌日の波の状態がわからならいので、昼食を挟んだ午後一番もツアーに参加することに。
陸に足をつけたら元気が戻ってきた。クジラを見る機会などそう簡単にあるもんじゃないので、午後もはりきって乗船しました。
ポイントへと船が到着。今度のクジラはすごく元気がいい。特徴的な長い前ビレをみゅーんと水面高く上げたかと思うとバシャっと海面をたたく行動を何度も何度も繰り返す。(ペックスラップという) なんかすごくうれしがっているように見えて微笑ましいです。
あまりにも何度もペックスラップをするんで、カメラのファインダーから目が離せない。しかし波のうねりは午前中よりも強い。するとやっぱりやばーくなってきた。



船室の底で見た夢は。果てしなく深い海底に沈む自分。

撃沈寸前に撮った写真。ザトウクジラよ
大迫力のパフォーマンスをありがとう。
でも今は目を離すのももったいない。でもやばい。・・・船酔いは極限状態に。
そしてついに「ブロー!」人間が。つまりそのぉ・・私が人間ブローやっちゃったんですね。(涙) 歓喜に満ちていた皆の顔は一斉にこわばる。一瞬の出来事がとても長い時間に感じました。自分の後始末すらままならないまま再び船室にて撃沈。参加の皆さんならびにスタッフの方々には多大なるご迷惑をおかけいたしました。もう穴があったら入りたい。



ありがとうザトウクジラ
ザトウクジラはアラスカやベーリング海から子供を生むために、何千kmもの旅をして座間味にやってきます。座間味で観察が出来るのは毎年約12月〜4月までの間で、この時期を過ぎると親子でまた北の海へと帰っていきます。
クジラは歯クジラとヒゲクジラに分類され、ザトウクジラはヒゲクジラの仲間です。彼らは北の海で餌である小魚の群れを巨大な口で海水ごとバックリと頬張り、いわゆるヒゲと称されるブラシ状のもので濾しとって食べます。

15mもの巨体が波を物ともせず力強く、そして自由に泳ぎまわる姿に対し、木の葉のように揺れる船の上でもがき苦しむ自分の姿。
その時に思いました。食物連鎖の頂点に立ち、遺伝子操作で生物を作り出すことで、まるで神であるかのような錯覚をしている愚かな生物である人間。広大な大海原を我が物顔で回遊し、自然と共に生きるために巨大な体へと進化してきた彼らに比べれば、そんな人間なんて生き物はいかにちっぽけで無力であるかということを。
大げさなようですがそういった生き様のスケールの違いをクジラ達は教えてくれました。



翌日は天気が良さそうだ。次回座間味島探検編へとつづく。



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