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ずっと会いたかった魚”アカザ”


2003年9月7日



結局また水辺に行ってしまうのか・・・

やっぱ水辺は心が落ち着くのだな〜
毎度天気の良い日曜日。最近は週末に遊びすぎて、とり溜めたビデオやら何やらする事がたくさん保留になっています。今日こそ家にじっとしてゴロゴロして過すぞ!と意気込んだものの、ピーカンの空を眺めてるとむしょうに落ち着かない。なんでノンビリするつもりなのに、気が立つのだろう。
結局家にいても体に悪いという結論に至り、車に網とウェットスーツを投げ込んで、昼過ぎから単独で水辺へと旅立つのでありました。


出発が遅いので、あまり長い時間遊べません。そこで夕方から活動を始める夜行性の魚、アカザを探しに行くことにしました。アカザはとても数が少なくなってしまった魚です。今までに実物を見たことがないので、ぜひ一度その姿を見てみたいと思い続けているのでした。




アカザ探索開始

カジカがいるほど綺麗な川です
まずは流れの早い場所から探索を開始しました。結構力こめて踏ん張らないと水流に押し戻されてしまいそうです。なんとか体制を維持しながら水中の石をひっくり返しますが、ヨシノボリはたくさんいるのに、アカザの姿は現れません。泳ぎが得意そうなイメージがないので、おそらくもっと緩やかな場所を好むのでしょう。それではちょっと場所を変えることにしましょう。

少し川をさかのぼると、丁度橋の下が日影になって薄暗く、しかも浅くて流れが緩やかです。ここはいかにも怪しそう。腹ばいになるとお腹をこすってしまうほどの浅さ。なかなか動きにくいですが、がんばって石を丁寧にひっくり返してみます。




そしてその時は意外とすぐにやってきた

ついに我が手に愛しのアカザちゃん
とある石をゆっくり持ち上げていくと、魚の尾びれの部分がこっちを向いていました。頭の部分は隙間の奥にあるので、その全体はまだ確認できませんが、そいつこそが探し求めているアカザであるのに間違いはないと確信しました。まだ実物を見たことがないのに、なぜそんなに自信があるかというと、そいつの色は他のどんな淡水魚よりも明らかに赤いからです。
ここで一気に石をはぐると、一瞬のうちに逃げてしまうかも。でも、もしこいつを逃がすと、こんなチャンスは二度と来ないかも。そんな風に考えると、いきなり心臓がバクバクしだしました。当のアカザは頭がまだ隙間に隠れているので、こちらに気付かれてないと思ってるのでしょうか。尾びれをひらひらさせながらじっとしています。網を背後にスタンバイして、一気に石をひっくり返したら、あれまあっさりとスポッと網の中に入ってきました。感動のあまり思わず立ち上がって、天をあおぎました! やったぞぉぉ!気付くと膝がガクガクしております。




ちょっと間抜けなアカザちゃん

ドジョウか?ナマズか? いやアカザだ!
記念すべき一匹目をキープし、すぐに二匹目の探索を開始しました。いくつもの石をはぐっていくと、またしてもアカザが出現しました。一匹捕まえると、もう気持ちにも余裕があります。すぐに網を近づけず、どういう動きをするかちょっと様子をみました。彼らは夜行性であると図鑑に書いてました。その性質通り、いきなり明るい所に出てびっくりしたアカザは、とにかく逃げるというより、近くの暗がりに潜りこもうとジタバタします。このジタバタがほんと面白く、気持ちは焦るのにどうしていいかわからないようで、無理やり狭い所に入ろうとするものだから、頭だけ隙間に突っ込んで体は丸見え状態になってます。当然捕獲に何の苦労することなく二匹目もゲット。




アカザの赤ちゃんみっけ

ちっちゃいのに親とそっくりの姿です
この川はとても綺麗な川なので、当然他の魚も沢山おります。しかしそんなのには一切目もくれず、今回はアカザのみがターゲットです。さらに石の下を調べていると、とっても小さなドジョウのような魚が出てきました。そんな雑魚にかまってる暇はないと無視しようとしましたが、何か動きが妙な気がします。その動きとはまさにジタバタなのです。小さいので、隙間に逃げ込みやすくなかなか難しかったですが、なんとか捕獲に成功しました。おーこれはこれは、また可愛らしい小さなアカザちゃんでありました。





家でゴロゴロしないで良かった

夕方の素敵なひと時をありがとう
そんなこんなで成体3匹、子供3匹の計6匹のアカザを採集することができました。この川は私にとって昔から馴染みのある川で、年に何回も訪れるのですがアカザを捕獲したのは初めてでした。というのもこの川は夏でも結構冷たいので、今まではウェーダーという胸まである長靴でしか水に入ったことがなかったからです。今回のように潜ったのは初めてでしたから、やはりウェットスーツはいいよなーとあらためて感じたのでした。水中の様子は潜らないとわかりませんからね。
大満足の成果を心残りのないようにしっかりと写真におさめ、感動を与えてくれたアカザ達に感謝をしながら川に戻しました。