
何もないとわかっていても、探究心旺盛なヤスヒコ氏は
穴の奥に首を突っ込まずにはいられないのであった |
のんびりと休息を取ったところで、山を下ることにしましょう。帰りは途中からルートを変えて、目白洞という鍾乳洞に寄りました。受付所に入ると、受付のおじいさんがのんびりTVを見ています。そこは昭和40年代位から時間が止まってしまったのでは?という雰囲気が漂う場所でした。でも、その何ともいえないレトロな感じが実にいいのです。形成されるのに何億年もかかる鍾乳洞のように、この小屋のたたずまいはずっとこのまま変らないような気がしますね。
それでは目白洞の中に入ってみましょう。大小様々な鍾乳石が織り成す幻想的な空間。突然、別世界に迷いこんでしまったように思えます。白い石灰岩が露出した草原が平尾台の表の姿なら、この鍾乳洞は裏の姿です。地表に降った雨水が石灰岩を溶かし、すり鉢状のドリーネという窪んだ地形が出来ます。やがて雨水は地下へと流れ込み、川となって石灰岩を削り、鍾乳洞を形成していくのです。数億年もかかる表裏一体のダイナミックな自然の変化を、こうして簡単に見ることが出来るなんて、平尾台の素晴らしさをあらためて実感しました。 奥は行き止まりになっているので、帰りはUターンして出口へと向かいます。入ってきた時に気付かなかったのですが、ふと見ると古い看板に、来春観光予定(現在工事中)≠ニ書かれているのを見つけました。工事しているような感じもしないし、来春観光予定なんて本当かな?
その看板の状態から想像するに、何年も前からこの看板は設置されているように思えるのだが・・・ ま、いいか。きっと我々が生活の中で感じているのとは違う、”目白洞時間”というのがあるのでしょう。この場所はそれがよいのです。
|