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天草 秋の海 その1


2003年11月1日




今年最後の(?)海へ出発!

三角(みすみという地名)の巻貝みたいな展望所
ついに11月に入ってしまいました。3mmのウェットスーツではさすがに寒い季節です。南に行けばあと一回ぐらいは海に入れるかな?と往生際悪いと思いつつも、週末が近づくにつれてだんだんその気になってきました。こうなったらもう行くしかない。隊長に声をかけて宮崎に行くことにしました。
ここ最近はずっと天気が良い日が続いていたのに、いきなり週末の南九州は雨の予報。しかし天気図では前線が九州を斜めに横切っており、熊本の天草方面はぎりぎり大丈夫みたい。そこで急遽予定を変更して天草に向かいました。




初日の海は・・・・今ひとつでした

どんよりした雲にめげず海に突入(撮:隊長)
天草の空は曇りがちながらも、雨の心配はなさそうです。海の様子はというと、波はほとんどない最高のコンディションです。高速を降りてから結構な距離を走りましたが、そんな苦労もこの一瞬で報われます。早速着替えて海へ突入・・してみたものの、なんか魚少なっ! もっと色とりどりの派手な魚たちとサンゴがわんさかいる様子を想像していただけにちょっとがっくし。晴れ間もなくなって薄暗い水中を泳いでいると、やっとチョウチョウウオがちらほら姿をみせました。今こそ出番とデジカメで水中写真を撮りまくりましたが、水中写真はいずれも真夜中みたい。



トゲチョウチョウウオ チョウチョウウオ
チョウハン




ビバーク地点を探して

灯台に明かりがともりました。早くしないと
日が暮れてしまうぞ
残念ながら海はちょっと不完全燃焼でした。翌日に期待して、車で今日のうちに次の地点まで移動しました。宿に泊まるかどうしようかと思いつつも、どうせ気ままな二人旅です。食材をスーパーで購入して、どこか適当な所にテントを張ってビバークすることにしました。しかしこれが難関でした。なかなかビバーク出来そうなところが見つからないのです。

かれこれ1時間半ほどうろうろしたでしょうか。ビールもすっかりぬるくなってることでしょう。地図をみながら、とあるポイントに目を付けて車を走らせました。そこはすごく道幅の狭い山道。鬱蒼と繁る木々は完全に空を覆い尽くし、不気味さこの上ないところです。といってUターンもままならず、不安な気持ちのまま何かに導かれるかのごとく、どんどん どんどん 奥へと進んで行きました。
やがてぱっと道が開けて、駐車場らしき場所に出ました。どうやらここが道の終点のようです。周りには光はありませんが、懐中電灯で周囲を照らすとトイレもあります。相変わらず不気味な気配は漂い続けておりますが、見通しのきかない山道を運転し続けて疲れた私は、なかば強引に「ここにしましょうっ!!」と、少し躊躇している様子の隊長を説き伏せたのでした。この選択が後に驚愕をもたらすことになるとは・・・・・





隊長のクッキングコーナー

慌ただしさから開放される瞬間です
何だかんだと準備を整えて、午後9時すぎにようやく晩飯にありつくことができました。ぬるいビールさえもカラカラに乾いた喉にギューっとしみこんでいきます。さて、お待ちかねの晩飯は、さすがは海の土地、新鮮カツオの刺身に鯛のにぎり寿司、そして隊長の手腕がうなるスキヤキだ。おりしも宴会が始まったころに、外はザーザー雨が降り出しました。キャンプの準備が間に合ったのは実に運が良かった。



奇跡のような星空

オリオン座に手が届きそう(撮:隊長)
ほどよく酔いがまわって実に良い気分になったころ、丸めてあるシェラフにちょっと寄りかかったが運のつき。ほんの数秒のうちに意識がなくなり爆睡状態になりました。それから約1時間後に目をさまし、トイレに行こうと外に出ると雨はすっかり止んでました。何気なく真上を見上げた時です。なんと我々の真上の部分だけ、奇跡的ともいえるようにポッカリ雲がないのです。そこには本当に降るようなという表現がピッタリな程、綺麗な星空が姿を覗かせていたのでした。東西南北見渡しても、真上以外は厚い雲に覆われています。まるで我々のために用意された天文のパノラマショーと言っても過言ではないでしょう。やがて星空も雲の切れ間とともに、徐々に彼方へと移動してゆくのでした。