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そこいらの水辺探検 室見川 ちょっと上流編


2004年9月5日



久しぶりの室見川

空を見上げると雲の形が初秋を感じさせます
6月以来、ずっとご無沙汰していた室見川探索に久しぶりに出かけました。今回は相棒のヤスヒコ氏と一緒に、手始めに前回の場所辺りの川に入ってみました。

最近は水辺といったら海にばかり行ってたので、上流に近い川の水はすごく冷たく感じます。そのうち水温にも慣れてきたので、水中に目を凝らしながら浅い水底を4足歩行で進みます。
すると石と石の間の砂地に、一瞬ゴミかな?と間違いそうになった小さな魚を見つけました。逃げる様子も無いので、ぐっと頭を近づけて観察するとそいつはカジカでした。福岡近郊の川ではめっきり数が少なくなってしまった魚ですが、まだこの辺りにもいるんですね。

河口からここまでの川の途中には、いくつか堰があります。この堰を魚が乗り越えるのは無理ですから「魚道」と呼ばれる階段状の魚用の通路があります。かなり前に造られたと思われる魚道は、傾斜が急で魚に優しいとは思えません。それでも一年魚のアユは、しっかり成長してここまでやって来ていました。



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支流の椎原川へ

懐かしそうに昔の様子を語るヤスヒコ氏
寄り道して今度は支流の椎原川の方へ行きました。子供の頃ヤスヒコ氏が泳いでいたという深い淵に行くと、今は遊泳禁止の看板が立っていました。当時と変わっていたのは看板だけでなく、淵自体も砂や岩が堆積して、子供達が歓声を上げて飛び込んでいた当時の面影を、わずかに残しているに過ぎないということでした。




やはり長時間じっとしていられなかった

街中ではできないのである
川の両岸を鬱蒼とした木々が覆い、聞こえるのは鳥の声と水の流れる音だけの場所。そこに身を置いているだけで、安らいだ気持ちになる静かな場所。
しばしその穏やかな空間にたたずむ二人であったが、どちらからともなく、浅い川の中をジャブジャブ歩きだした。別に何を競うという訳でもないのに、流れに逆らって上流を目指す。時に水しぶきを上げながら、時に岩の上を飛びながら。

そして垂れ下がる蔦を見つけては、反射的に猿のように飛びつくのであった。これがいつもの我々なのである。




再会(?) そして別れ

見つめ合うヤスヒコ氏と「洋介」
ヤスヒコ氏宅へ帰ってきたついでに、目の前の室見川河畔を散歩しました。すると川底からじっと我々を見上げる大きなアカミミガメを発見。瞬間的に先日ヤスヒコ氏宅から逃げたアカミミガメが頭に浮かぶ。室見川でアカミミガメを見かけるのは珍しいことではないが、この亀の大きさやふてぶてしいような風格、そしてヤスヒコ氏宅から直線距離で近い川岸にいるので、ひょっとしたらという可能性は捨てきれない。しかし残念ながら網が届かない所なので捕獲は断念せざるを得ないのでありました。

後でヤスヒコ氏の嫁に写真鑑定してもらったら、「この顔はうちの亀に間違いない」と言ってました。私にはさっぱりわからんが、飼い主がそう言うのなら間違いないのでしょう。




夜の室見川にナマズを探せ

腹ばいになり必死でカメラとライトを向ける私
ヤスヒコ氏宅に戻って、一日いい運動した後の冷たいビールで軽く撃沈気味。晩飯ご馳走になってパワー回復した所で、水辺探検「夜の部」にでかけましょう。トレーニングのために夜川原に行くヤスヒコ氏の情報によると、ほぼ確実に浅瀬を泳ぐナマズが見れるらしいのです。

川岸より真っ暗な川面にライトを当てると、明かりに驚いた小さな小魚が一斉にピョンピョン跳ね回ります。昼間は岩の隙間に身を潜めているモクズガニもガサゴソと這い回っています。これはナマズも期待できるかも。しかしライトを照らしながら一生懸命探すが、いつも見るという場所にもなかなかナマズは現れない。今日は水量が少ないらしいのだが、果たしてそれが原因なのであろうか。




ついにナマズは現れた

明日は普段通り出勤しなければらないのも忘れて遊ぶ
そろりそろりと川岸を歩きながら、ライトで照らす水面に意識を集中する。やがて前を行くヤスヒコ氏が「いたいた!」と一箇所に明かりを向けました。すると川岸から数メートル先に30cm以上のナマズが何かを探すかのように泳いでいました。すごく浅いところになのに、ライトの明かりに驚く風でもなく、悠々としています。
ちなみにナマズの色っていえば黒いものと思い込んでおりますが、夜ライトの明かりに浮かぶナマズの色はグレーなんです。じっとしてると川底の石と区別つきません。昼間は暗がりでじっとしていますが、夜のナマズは獲物を狙うハンターです。落ち着きなく今にも腹をこすりそうな浅瀬を泳ぎまわっているのです。
最初の一匹を見つけてからは、次々にナマズが現れました。今晩はいつもより数が多いらしいです。興奮しながらデジカメで撮影するが、明るさが足りなくてなかなかうまい具合に撮れません。それでもとにかく二人でシャッター押しまくりました。

川の上流から中流までバラエティーに生き物を観察できた一日でありました。でかい台風が来る直前でしたが、全くその兆候も感じないまま無事楽しく過ごせたのはラッキーでした。


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