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貴重な水辺の魚たち


2004年9月19日



ヒナモロコ放流会

元気に育ちますように
午前中はヒナモロコ里親会の会合に行ってまいりました。今回は各里親が大事に育てたヒナモロコの放流の日です。
バケツの中から水辺に元気よく泳ぎだした魚たち。黒い小さな影が思い思いに散ってゆきます。新たな時を紡ぐための第一歩を今年も踏み出したのです。

ちなみにヒナモロコの放流についてですが、ヒナモロコ里親会が生息分布している水系・またその場所の生態系の調査をし、その結果に基づき特定の場所に限定して行っております。決して無秩序に行ってる訳ではありません。
自然回復の活動と称してカラフルな錦鯉や販売されているメダカを放流する活動は、生態系破壊の何物でもありません。近年の研究により、外見上では判別できなくとも、地域ごとに遺伝子レベルで固有の種類の存在が明確になってきました。交雑も特定の種の絶滅に導く大きな要因なのです。悪気はなくとも計画性のない行為は罪なことなのです。




撮影は極めて難しいのだ

これが「頭隠して尻隠さず」の状態
午後からは車で移動してアカザという魚の水中撮影に挑戦しに行きました。このアカザという魚も淡水魚としては貴重な種となりました。なかなか見つけるのが困難でしたが、去年貴重な生息場所(水辺日誌 「ずっと会いたかった魚”アカザ”」)を見つけたのでした。

今年はまたその川に行き、頭隠して尻隠さずの「ジタバタ泳ぎ」を動画で撮影しようと思ったのです。しかし、川は前日の雨で濁り気味。しかも上流部なので水温は結構冷たい。困難な観察になりそうです。

冷たさをこらえて水中を探すと、アカザを見つけました。案の定、夜行性のアカザは急な明るい光に驚き、じたばたと慌てて暗がりに逃げ込もうとします。とりあえず頭だけを隙間に突っ込むと、安心して体は外に出てるのにそのままじっとしてたりするのです。その滑稽なこと。
ではいざ撮影をしようとすると、これが一筋縄にはいかない。まず第一に川の水流にカメラを固定するのが極めて困難であります。とにかく一連の動作をほぼ同時にこなさなくてはなりません。
 1)片手で石をどけて・・・
 2)発見したらもう片方の手に構えたカメラで撮影する。
 3)しかも常に流れに対して体をなんとか固定し続ける。





網で捕まえるのは簡単なのだが

手ぶれ写真どころではないです 全身ぶれです
何枚も何枚も撮りましたが、ほとんど失敗。それでも諦めずに繰り返す。そのうち体も冷えてきたので岸に上がり、日向に寝転がって休憩。体がすっかりポカポカに温まったら、もう冷たい水に入る気は失せてしまいました。
結果、まぁなんとかそれなりに動画撮影は成功しました。その数秒を撮影するのにどれだけの苦労をしたことか・・・ そういう状況を頭に入れてご覧下さい。


アカザの動画1
 
慌てて暗がりへ逃げる様子
 (ファイル形式:Mpeg1 、 サイズ:約 0.8mb)

アカザの動画2
 頭以外は丸見えなのに一安心
 (ファイル形式:Mpeg1 、 サイズ:約 1mb)


シマドジョウ カジカ