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桃源郷を探して


2004年9月20日



桃源郷とは?

こんな堰をカメは登れません
9月11日の水辺日誌に書きましたが、ある場所でイシガメを見つけました。見つけたのはとても小さな川です。水質はそこまで悪くはないので、小さな生き物も多数生息していますが、カメが繁殖するとは思えません。途中には絶対カメが這い上がれない堰がいくつもあり、川下に向かえばすぐに海に出てしまいます。カメは上流から流されてきてしまったに違いないと思うのです。

最初にこの川でイシガメを見つけたのは、水辺の生き物観察会をしていた時でした。その時に一緒に行動した勝馬先生と、「このイシガメはどこからきたのだろうか」と話し合っていたのでした。
今までにこの川では複数のイシガメを確認しております。恐らく上流のどこかにイシガメ達の楽園があるはず。一体そこはどこだ? まだ見ぬその水辺を勝馬先生の命名により「桃源郷」と呼ぶことにしました。




眠っていたサバイバルツール復活

当サイトで久しぶりに登場のハンディGPS
今回は勝馬先生に同行してもらい、イシガメの「桃源郷」探検へとでかけることにしました。

未開のジャングルに踏み込むことになるかもしれない。念のため最強の探検ツールとしてハンディGPSを使うことにしました。これがあれば迷う心配ないし、移動した軌跡のデータをパソコンに取り込むことができます。



いきなり早期解決か?

フラッシュ撮影しましたが実際は真っ暗闇です
最初に向かったのは、以前に勝馬先生とイシガメを見つけた場所。そこは上流への進入を拒むかのように、巨大な砂防堰が水の流れ来る先をふさいでいるのでした。砂防堰の中央には小さな穴があり、水はそこから流れてきます。きっとこの向こうに桃源郷はあるに違いない。探検などと気合を入れたものの、あっさり解決してしまうかもしれないです。

とにかくまずはこの穴をくぐって行くことにしました。しかしこの穴は大人が通るにはあまりにも小さい。しゃがんだような格好で、ちまちまと進みます。もし突然地震が起きて前後がふさがれたら・・・なんて考えると怖いですが、歩を早めることはできないのです。穴から出たら自分がカメになってしまうのかもしれません。




トンネルを抜けるとそこは桃源郷だった

よっしゃ穴を抜けたどー
やっと穴から外へ顔を出す。そこには大きな池があって、見ると岸にはカメ達がのんびり甲羅干しをしているのどかな光景が・・・・あるかと思い込んでいたのですが、目に入ったのは深い森。しかも川の流れる沢にはいくつもの倒木が行く手をふさいでいます。甘い考えは一瞬のうちに一蹴されたのでした。




桃源郷はいずこに

ゴジラでも歩いた後でしょうか
倒木を乗り越え、そしてくぐりながら足場の悪い沢をどんどん登って行きます。道なき道を進むのは困難ですが、湿気の多い森ゆえに辺りに生える植物やキノコの種類は多いので、それらを観察しながら行くのは楽しいものです。




池に到着しました

雰囲気はいいのですがね
登った距離はそれほどでもないものの、草や木をかき分けながらなので、ずいぶん遠くまで来た気がしつつようやく目的の池に到着。鬱蒼と茂る森の中に静かにたたずむ池のほとりにて、しばし観察するがカメの気配は感じられません。日のあたる陸地もあるので、甲羅干しをしていても良さそうなものですが。
カメが生息する決定的な証拠がないのに、放す訳にはいきません。そこでもう一ヶ所あるという池に行ってみることにしました。




ついに今回は

探検気分を味わえて楽しゅうございました
今来た道を下り、車にてもう一方の池にはすぐに到着しました。こちらの池は先程よりもずっと大きく、カメが繁殖するのに申し分ないような環境に思えます。桃源郷はここに間違いないような気がします。早速池の周囲を見渡しながらカメの姿を探します。しかし、この場所でもカメの存在は確認できませんでした。川の上流部にあり、条件的には確実と言っても良い気がするのですが、どうしても決定的な証拠が欲しい。残念ですがやむなく今回は撤退することにしました。

後日聞き込みなどの情報収集により、大きい方の池にてカメの目撃情報をいくつか得ることが出来ました。やっぱり間違いないようですね。ということで、また次回あらためて池に行ってみようと思います。