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再戦 スナメリ観察


2005年04月24日



門司スナメリ観察今年3回目

猛禽類を警戒して低空を塊になって飛んでゆく
今年のスナメリ観察前二回は寒くて長時間の観察ができなかったが、気候が良くなってきたので今回はじっくり腰をすえてスナメリを捜すことになった。メンバーはお馴染みの隊長とカメラマンのAさん。観察地点も定番の場所で、とても多くのスナメリ目撃報告があるのに、Aさんと私だけはなぜかここで一度も見たことがないのである。今度こそ姿を拝ませてもらうぞ。(ちなみに一週間前にこの場所で、隊長が観察開始15分でスナメリの子供を間近で見ている。)

朝8時から観察開始。ひたすら海を眺め続ける。しかし穏やかな海に何の変化もなし。すると、突然黒い塊が海面を移動してゆく。北へ渡るヒヨドリの大群だ。



フィッシュ ON!!

他人事とはいえ、釣り上るまでは興奮しました
そして再び静かに時間が過ぎてゆく。最近仕事で毎日頭がハツカネズミの回し車のように世話しないので、こうしてただひたすらにボーっとしてるだけでもいい気分だ。とはいえ単調といえば単調だ。
そんな折、すぐ近くにいた釣り人の竿が大きくしなった。ヒットだ! ワラワラと駆け寄る野次馬3人。無事にタモ網におさめて、喜びを分かち合う。チヌ(クロダイ)釣り上げたのは地元アングラーのNさん。
我々もNさんの運気にあやかって、スナメリを発見しようと士気が上がるのだった。



われわれはワレカラ(早口で10回言ってみよう)

カマキリっぽくも見えます
波止場に釣り糸に絡まってしまったと思われる海藻が落ちていた。ただのゴミとしか思えないが、こういう何気なく転がってる海藻もよく観察してみると意外と面白い生き物が発見できる。その代表がこのワレカラだ。海藻に見事に擬態していて、気をつけて見ないと発見しにくい。シャクトリムシのような動作で海藻を移動するが、昆虫ではなくエビなどの仲間である。
食物連鎖の底辺にいるこれらの小動物が多い海には、魚も沢山いるということになる。そしてその魚を餌とする食物連鎖の頂点の座にいるスナメリにとっても、住みやすい海と言えるのだ。このように虫メガネで見るような小さな世界からも、生物の多様性について思いをめぐらすことが可能である。これをご覧の皆さんが家族で海に出かけた際、お子さんが退屈したら、こうしたミクロな世界を虫眼鏡片手に親子で探検してみてはいががですか?



謎の魚の大群現る

餌におびき寄せられていよいよスナメリ登場か?!
風も波もほとんど止まった頃、海面のあちこちでザワザワと泡立ちが発生した。それも1、2ヶ所ではない。双眼鏡で覗くとずっと沖の方でもザワザワしている。
どうもボラの大群が現れたようだ。ということは、この大群を追ってスナメリが現れるに違いない。ついに来るべきものが到来した気がした。わずかな変化も見逃さないように、さらに入念に海上をチェックする。

それから約1時間が経過。ボラの群れは相当な数に膨らんだが、スナメリはチラッとも姿を現さない。何でだろうなー。




そしてスナメリは・・・・

またまた次回に期待
その後もスナメリらしきものすら現れないまま時間だけが過ぎてゆく。ぽかぽか陽気に誘われて、ついにまぶたが閉じてきた。外での昼寝ってこれがまた気持ち良すぎるもので、たまらず1時間半ほど眠りに落ちてしまった。
昼寝している時に限ってスナメリが出現するんじゃないかなとも思ったが、余計な心配に終わった。結局8時から15時まで観察したが、またしてもスナメリ発見できなかった。隊長によると天候も海も最高の状態だったので、現れないのが不思議な程らしい。
やはり私かAさんのどちらか、又は二人ともがスナメリとの相性が悪いのだろうか。