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山陰 水辺の旅 その3


2005年08月13日


音楽と風景
早朝一人で川原を散歩。石に腰掛けて足首を水に浸したまま、ヘッドホンステレオから流れる音楽を聴く。やがて朝日が昇ってきた。心地よいBGMと水面の輝き、ひんやりしたせせらぎの爽やかさ。これぞ究極の癒し系空間である。日差しが暑く感じてくるまでの一時間は完全に思考が停止していたと思う。




急遽益田まで足を伸ばして海に行くことにした。移動中のカーラジオの天気概況で波が少し高そうなことを言っていた。海岸に到着してみると予報通り白い波頭が次々に打ち寄せていた。泳いでいる人達も多かったが、我々としては水中が濁ってしまっては楽しさも半減してしまう。無難なところで結局また昨日と同じ場所で遊ぶことにした。




のっけから昨日見つけたギギと巨大ナマズの隠れ家を覗いてみた。隠れ家の岩の隙間を丸太のようなものが塞いでいたかと思えば、それはナマズの胴体であった。頭だけでおおよその大きさを想像していたが、実際には予想以上にでかい。それにしても川の主たる貫禄を誇示しているのか、この警戒心のなさはどうだろう。エサの小魚も豊富だし、外敵がいないから平和ボケしているのだろうか。

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水中はゴロゴロと丸い石だらけだが、その中の石の一つに目が付いていて、その目はこっちをじっと見ていた。大げさではなく、本当にそんな感じでなぜ石に目があるのかと不思議に思った。凝視を続けると、手や頭の輪郭がだんだん見えてきて、やっとスッポンだと認識できた。昨日捕まえたスッポンよりは大きく、手の平ぐらいのサイズだ。
網をかまえて慎重に手を伸ばしたら、突然すごいスピードで泳ぎだした。とにかく猛烈に速い。まっすぐ深い方へ逃げられれば、絶対に追いかけるのは不可能だ。
しかしスッポンは余程慌てたのか、私の足元をグルグルまわるように逃げ回る。こちらも焦ってその場で回転しながら追いかける。やがて石の隙間に頭を突っ込んでじっとしている所をお尻の部分をパスっと持って捕まえた。

スッポンは噛み付いてくるので、本当は捕まえない方が良い。
もし持つ場合は甲羅の後ろをつかむ。首は驚くほど長く伸びるので、手を首に近づけたりしては駄目。そして絶対に持ったスッポンから目を離さないように注意が必要である。(中学の時に飼ってました)





撮影 : 隊長
少し疲れたので柔らかい砂地にゴロっと横になって雲をボケーっと見てたら、いつしか完全に熟睡してしまった。こうしていると、のん気な巨大ナマズの気持ちがわかる気がする。帰るのも面倒だし、このまま高津川の生き物として暮らしたいものだ。