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激暑、激寒の海


2005年10月1日、2日


前日と翌日でこれ程海水の温度差を感じたことはないです

シルエットはまるで出撃する戦艦のよう その名も軍艦島
シュノーケリング仲間のふむふむさんとの会話の中で、干潮時に磯がどーんと現れる場所が長崎にあるというのを聞いた。これは聞き捨てならない。

30日(金)の夜から出発して夜中のうちに現地へ到着。星降る夜空を見上げながらのビール。時間が過ぎるのも忘れ、空き缶が積まれてゆく。
翌日は早朝から突き刺すような日差しが降り注いだ。雲一つない澄んだ青空はすごく綺麗だけど、早く海に入らないと干からびそう。冗談抜きで真夏が戻ってきたようだ。




ふむふむさんの案内で噂の海岸に到着。潮はまだ満潮に近いが、波も穏やかだし海の色は青いし、なかなか良さそうでないの。急いでウェットスーツに着替えて、様子を見るつもりで軽く潜ってみる。岸近くは堆積物が多く濁り気味だが、沖に行くにつれて徐々に澄んでくる透明な水が不安を消し去った。サンゴをつつくチョウチョウウオもいる。それでは本格的にやりますか。一旦海から上がって、デジタルカメラを取りにいく。すると、やおら原付バイクにまたがった白いシャツの人がやってきた。ヘルメットと胸に見たことがあるマークが付いている。出ましたー。ポリスマンの登場だ!




こちとら怪しく見られるのは千万承知。どうせ密漁と疑っているのだろう。こういう時の対応は私にお任せあれ。「あなた方はここで何をされているのですか? ひょっとしたらウニとかを採っているのではないですか?」ほーらやはりそうきたか。
別にやましいことは何もないので、にこやかに水中ハウジングにセットされたデジカメを見せて、魚などの水中写真を撮っていると説明すると、それ以上は疑われることもなく納得してくれた様子。一応ここが遊泳禁止かどうか聞くと、泳ぐ分には別に構わないと言ってくれた。よっしゃー!警察のお墨付きを得たぞ。これで怖いものなしだ。




警官と別れて、早速水中カメラ片手に水中へと潜る。天気が良いと、そこそこ潜ってもかなり海中は明るい。黄色い体に黒い点が目立つ5cm位のトノサマダイを発見。別に捕まえないからせめて写真だけでも撮らせて欲しいが、そんなこっちの事情は伝わるわけはなく、猛然と逃げまわるのを必死に追いかけシャッターを押す。後一歩の所で息が続かなくなり浮上する。トノサマダイはこっちをあざ笑うかのように、すぐ近くで悠々としている。それをまた追いかけるが、動き回る上に被写体が小さすぎてピントが合わない。それでも一応姿を判別できる程度に撮れたので、精魂尽きる寸前で追跡をあきらめた。




天草では予想外に少なかったキンチャクダイも、ここには沢山いる。逃げるどころか、私の周りを取り囲むように何匹も寄ってきたのには驚いた。

人を恐れないキンチャクダイの動画
(MPEG1 : 約2MB)




昼ごはんを食べて一眠りした後、潮溜まりを観察した。なかなかこれといった生き物は見つからないと思っていたら、黒い生き物が水面にプカーっと浮いていた。どうやらアオリイカが取り残されてしまったらしい。普段は決して近づくことを許さずに、あっという間に逃げ去ってしまうが、潮溜まりの中では成す術もないだろう。難なく網で掬うことができた。

その後も思い残しがないようにたっぷり泳いだ。夏のような暑さのおかげだ。磯を撤収したら温泉にゆっくり浸かって、福岡へと戻る。明日は明日で近場の海に潜る予定である。




(撮影 : ふむふむさん)
文句なしの天気に恵まれた長崎であったが、翌日の日曜日はどんよりとした空模様であった。この日は福岡の仲間と潜ることになっている。雨がぱらつく中、いつもの磯へと向かう。現地に到着すると、雨はとりあえず上がってくれた。しかし太陽は隠れたままだった。海に入ってみると、おびただしい海藻の群落が発生していて、岩肌すら見えやしない。それに水がめちゃくちゃ冷たいこと! そんな訳で残念ながら短時間しか潜れなかった。とりあえずサツマカサゴ(多分)の子供を見つけられたことが一番の収穫だった。

ところで三日間ずっと同行したふむふむさんも、自身のブログにて今回の様子を書いているのでぜひご覧いただきたい。
糸島徒然田舎暮らし