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泉川河畔の散歩


2005年10月23日


徒然なるままに
午前中の用事を済ませ、地下鉄に乗って帰る。せっかくなのでそのまま自宅の最寄駅を通過して、目的地は決まらぬままに終点の前原駅に到着。さてとこれからどこに行くか。
とりあえず南口から出て、プラプラ歩いてゆく。坂を越えた所に一面をホテイアオイで覆われた池を見つけた。ホテイアオイとは外国から入ってきた植物で、すごい繁殖力をもち、ほっとくと池が見えなくなるほど増殖してしまう。そんな忌むべき存在だが、薄紫の花は結構綺麗だったりする。




さらに歩いてゆくと、右手によく目立つ山が見えた。糸島富士の異名をもつ可也山だ。何気にそちら方面へ足を向けてみる。やがて泉川にさしかかった。そこで川に沿いつつ河口に向かって歩いてみた。
泉川にはハマボウという海岸の湿地帯を好んで生える木の群落がある。夏にたくさんの黄色い花が咲きそろう光景は見ごたえがある。
河畔に並ぶハマボウの木々の合間から可也山を望む。頂上からふもとに向かってなだらかに広がる裾野が、正に富士の雰囲気を表している。そして気付けば、その姿を泉川にしっかりと映しているではないか。これぞ糸島の逆さ富士である。




ダイサギが長い首を目一杯伸ばして食事をしていた。次々に魚をくわえては飲み込んでゆく。水面にはたくさんのボラが群れている。これからやってくる冬に備えて、鳥達も栄養を蓄えなくてはいけないので一生懸命なのだ。




ススキの穂が風に揺れている。秋が深まるにつれ、これからもっと穂先が白く膨らんでくる。それが太陽の逆光に透けて輝く姿はとても美しい。
ちなみに私は一人でアウトドアに出かけた時は、ずっとオーディオプレイヤーで音楽を聴いている。今日のBGMは、エア・サプライのアルバム「ロスト・イン・ラブ」である。今日のような爽やかな青空にはぴったりだ。飽きの来ない名盤である。




帰りの電車が周船寺駅に停車した時に、窓からピンク色の花々が目に入った。すぐさま下車して向かうと、コスモス畑が広がっていた。短時間に秋を満喫した一日だった。