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さらに歩いてゆくと、右手によく目立つ山が見えた。糸島富士の異名をもつ可也山だ。何気にそちら方面へ足を向けてみる。やがて泉川にさしかかった。そこで川に沿いつつ河口に向かって歩いてみた。
泉川にはハマボウという海岸の湿地帯を好んで生える木の群落がある。夏にたくさんの黄色い花が咲きそろう光景は見ごたえがある。
河畔に並ぶハマボウの木々の合間から可也山を望む。頂上からふもとに向かってなだらかに広がる裾野が、正に富士の雰囲気を表している。そして気付けば、その姿を泉川にしっかりと映しているではないか。これぞ糸島の逆さ富士である。
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