 |
一夜明けて今日は石垣島の最終日。テントやらキャンプ道具を急いで片付ける。なんで急ぐかというと、とにかく残り時間に少しでも海に入りたいからである。バッタバッタと準備を済ましたら、砂浜までダッシュ! そして海に突入。ひゃー冷てぇ。これは短時間勝負だ。
面白い生き物を探して、顔を下に向けつつ泳いでいたその時である。ふと何かの気配を感じて顔を正面に向けた。すると目と鼻の先にすごくでかい「顔」があった。心臓が飛び出しそうになった。あまりに唐突に出現したそいつが何か瞬間的にわからなかったが、両目がまっすぐこちらを見ているので顔だと認識できた。ゆっくり後に泳いでそいつとの間隔をとると、50cmはあるコブシメという巨大なイカであることがわかった。
のんびり休んでいたコブシメも、いきなり現れたカッパという怪しい生き物の登場ですごく驚いたのであろう。それまで周囲の岩場に擬態していた体の色が、みるみるうちに真っ白に変化してゆく。そしてミサイルのようなジェット噴射で、沖の方にあっという間に消えていった。
泳いでいるコブシメを見たのは初めてである。ほんの十数秒の出来事であったが、冬でもスノーケリング道具を持ってきて良かったと感じたのであった。
|
|