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熊本石橋巡り その1


2006年5月4日


私は結構橋も好きなのだ。そこで熊本の友人を誘って、前から願望のあった熊本の石橋を巡りをしてきた。

最初に向かったのは御船町の
「門前川(もんぜんがわ)橋」。いきなり初っ端から風情がある橋じゃないの。輪石をくさびでつなぐリブアーチ式(中国式)という珍しい作りらしい。すぐ近くに小学校があるので、通学の時間帯は子供達の列がこの橋を渡っているのだろうか。そんな微笑ましい光景が実に似合う、温もりを感じる橋だ。




445号線を矢部町方面に向かうと、「下鶴(しもづる)橋」が現れる。まあまあ大きな橋だが道路(新しい橋)と平行しているので、ちょっと見落としそうになった。
とっくりや杯、三日月などの形にくりぬかれた欄干の模様に作り手の遊び心が現れている。そんなことを事前に調べていたのだが、当日それを忘れて欄干に注意を払わなかったので確認できていない。やってしまった。次回は必ずそこをチェックしたい。




次の橋に向かう途中で、急遽445号線を左折して「八勢(やせ)眼鏡橋」へ向かう。そこはひっそりと木々に囲まれた、とても落ち着く場所であった。八勢眼鏡橋の真横にある八勢水路橋は、文字通り農業用の水路にかかる小さな橋である。水路は木漏れ日に輝く水を、森のずっと奥へと運んでいた。




次の「立野(たての)橋」は、看板の指示に従って右折するも肝心の橋が見当たらない。よく見ると石垣の壁に穴が開いている。どうやらそれが立野橋らしい。橋と呼ぶには風変わりな形をしている。後で調べたらこれは上部に水路があるとのことだ。それでこのような高さのある形になったのか。納得。





立野橋を後にして再び445号線を走ると、すぐに
「金内(かねうち)橋」に着く。人だけでなく車も通行する現役バリバリの橋である。橋のたもとには駐車スペースがある。そこに停めて階段を下りると公園のようなスペースがあり、御船川の優しい流れをのんびりと眺めることができる。





445号線をさらに少し先に行くと、「夕尺(ゆうじゃく)橋」の看板があった。しかしその周囲は道路工事中。橋まで行けるのだろうか。幸いこの日は工事は休みだったので、未舗装の悪い足場を気にしながら歩いて行くと、なんとも可愛らしい橋を発見。田んぼと小川と小さな橋。それらが調和し合い、懐かしさを感じる田舎の風景を作り出していた。




日本最大の水路橋。その名も「通潤橋(つうじゅんきょう)」。観光名所としてあまりにも有名なので、行楽日和の今日はすごい賑わいであった。これまでに見てきた橋に比べて通潤橋の巨大なこと。この派手さがまた魅力的である。




さて通潤橋と言えば、大迫力の放水は見逃せない。時計を見ると放水開始時刻まで少し余裕がある。そこで通潤橋の裏手にある五老ヶ滝へと散歩がてらに行ってみた。案内地図を見つつ、吊橋を目指して森の中を歩く。他にも棚田の中を行くコースもあるようだ。やがて到着した吊橋からは、真正面に約50mの落差の滝が見える。滝壺付近まで下りて水しぶきを間近で見たかったが、いつの間にか通潤橋の放水時間が迫ってきた。
急いで通潤橋へ戻るのだ!(その2へつづく)