2007年 馬渡島アタックツアー その1


2007年8月11日




佐賀県の西方沖合に浮かぶ馬渡島(まだらしま)。佐賀県最大の島であるにもかかわらず、私の知人でこの島の存在を知っているという人は少ない。かく言う私もH隊長にこの島の名を聞かされるまで知らなかった。この島は隊長の田舎なので、子供の時から里帰りで島へ何度も遊びに来ているという。私が始めて連れて行ってもらたのは、もう今から6年も前のことだ。(草かっぱの水辺日誌 2001年を参照) それから何回か一緒にこの島に足を運んでいる。
おそらく価値がわからない人にとっては、何という特徴もない島なのだろうが、私はこの島にすごく魅せられてしまっているのだ。なんといっても、荒々しくも美しく、そして豊穣な海がこの島の魅力だ。久しぶりに訪れる馬渡島をたっぷり楽しもう!

さて港から新しくなったフェリーに乗っておよそ30分。到着してゆっくりする間もなく、隊長と子供達と一緒に、まずは近くの磯で遊ぶことにした。このオレンジ色の物体は何でしょう。





手のような腹鰭を支えにして、海底にじっとしながらこちらの様子をうかがっているコウライトラギス。こちらも底に這いつくばって写真を撮った。




穴から顔を出した2匹のダテハゼが辺りを警戒している。実はこの穴は共同住宅なのである。住人はダテハゼの他に、テッポウエビとハナハゼだった。テッポウエビは穴を掘った家主で、2種類のハゼは居候である。居候と行っても、ちゃんと家賃代わりに働らいている。彼らの仕事は見張り番。外敵が近づいたら、エビにその事を知らせ、自分たちも穴に逃げ込む。
写真の状態は、2匹のハナハゼが素早く穴に潜ってしまった直後である。この後ダテハゼ2匹も穴に潜ってしまった。私が確認しただけでも、テッポウエビ1匹とハゼ類は全部で4匹で、合計5匹の生き物が最低でも穴に隠れているということになる。穴の深さはどれ程なのだろうか。




砂の盛り上がりに違和感を感じたので、ゆっくり接近したら砂煙を巻き上げてネズッポの仲間が飛び出した。見事な保護色だ。




保護色では負けていないのがカサゴ。アップでみると恐竜のようだ。よほど岩場に化けていることに自信があるのか、又は寝ているのか、カメラを顔に触れる寸前まで近づけても逃げなかった。




一本遅い便で、女性陣のTさんとMさん到着した。そこで遊び場所を波止場内に移動。パワーが有り余っている隊長の息子のカー君が、先陣を切って豪快に飛び込む。私も負けじとカー君より遠くに飛ぼうと試みるも、まるでかなわない。何本か張り合って飛び込んだが、ヘトヘトに疲れてしまった。中学生にはついていけない。
ちなみに初めて会った頃のカー君は、身長が私の胸の辺りのチビッコだったが、今は私と変わらないのだ。どんどん成長してゆく子供達。自分の子供ではないが、微笑ましくも切ない気持ちになる。今日来る途中で見かけた、巣立つ直前のツバメの子供と姿が重なった。高校生になったら、いつまでも子供みたいな私とは遊んでくれないかもな。しかし思春期に水辺遊びから離れても、幼い時に水辺に親しんだ人は、大人になって働き出した頃に必ず水辺に戻ってくるんだよな。これからどういう道を歩もうとも、私は水の中から見守りながらいつでも待っているよ。





今回も隊長のご親戚が経営している民宿「一福」に宿泊させていただいた。そして毎度楽しみなのが豪勢な夕食。さっきまで海の中にいたウニやらアワビやら超新鮮な魚介類が、当たり前のように目の前に並んでゆく。ただでさえ一日たっぷり遊んで腹ペコ状態なものだから、食事もお酒もどんどん進んでゆく。そして皆で軽く夜のお散歩。夜風が気持ちよかった。
夜10時すぎだったか、ごろんと横になったとたんに意識がなくなってしまった。遊んで食って飲んで寝て、あー人間やめてもいい。あれ?カッパだったか。もうどうでもいい。ZZzz・・





昨晩寝るのが早かったものだから、朝は早くから目が覚めた。まだ誰も起きてないので、一人港へ散歩に出かける。今日も天気が良すぎ。暑いので日陰を選んで歩いていたら、どんどん集落の上の方まで来てしまった。かえって暑くなったが、そこからの眺めがまた最高。さてと朝飯を食べたら今日も一日遊びまくりましょうか。