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小さなビオトープ ”カッパ池”





 昨今公共や教育施設などに、ビオトープと呼ばれる人工的に自然を作るケースが全国的に増えてるようです。もっぱら本物の自然の中でばかり遊んでる私ですが、何となくは興味はありました。といっても作った自然ってどんなものか? 個人レベルで作る事が出来るのか? と疑問はあるものの実際に深く追求する事はありませんでした。
 そんなある日 海の中道探検クラブ ABICの隊長から「ビオトープを一緒に作ってみないか?」とのお誘いがありまして、おもしろそうなので喜んで参加させてもらうことになりました。



金ではなく知恵を出し合おう
 金をかければそれなりに立派な物は出来るでしょうが、予算をかけず知恵と工夫で実現してみようというのが基本にあるので、施工方法・材料などいろんなホームページや書籍を参考にしてプランを練りました。あらかじめ白状しておきますがどっちかっつーと私は肉体労働担当ですんで、頭使う所はメンバーに頼りっぱなしでした。そういえば小学生の時からこんな感じだなぁ。わたしゃ。

 池は当初地面を掘る予定だったのですが、設置場所の地主さんとの話し合いにより掘下げるのはやめることに。代わってコンクリートを練るためのプラフネで池を作る事にしました。これをホームセンターで買ってきて2/3程を埋めるだけですみましたので簡単でした。二つ購入しても5000円程度で、予算的にも見積内で収まりました。



ミニ情報
 カッパ池の設置場所も当初いろいろ検討したのですが、最終的に福岡の福間町にある飯盛山のふもとにある青少年支援センターの敷地内に作らせてもらう事になりました。余談ですがここでは手作りのお豆腐が販売されています。これが実は最高においしい。飯盛山に手軽なハイキングコースもありますので、お立ちよりの際はぜひご賞味あれ。




戻りつつある川の姿
 さてカッパ池に入れる生き物ですが、やはりこの周辺の地域に生息している生き物を導入したいですね。そのためには周辺の水辺を調査しなければ。そこで近くを流れる西郷川の探索を行いました。(やっと私が本領を発揮する時が来た。)
 一見するとどこにでも流れているようなごく普通の川ですが、探索開始早々に予想以上の生物層の濃さにみんな驚かされるのでありました。通りすがりの地元に住んでいる人たちは、「ふぇ〜 このドブ川にこんな生き物がいたなんて!」と驚きます。ドブ川だってさ。ずっと前はほんとに何も住めないようなドブ川だったかもしれないけど、今は元の川の姿に戻りつつあるってこと知らないんだね。
西郷川の生き物達
オイカワ
ミナミテナガエビ
ドンコ
メダカ
シマドジョウ



完成! カッパ池(2002年3月17日)
 そんなこんなで完成したカッパ池です。左の池は水深を浅くした水生植物メイン。右の池は生き物がメイン。(その後、フサモが元気よくなりすぎて、見た目に違いがわからない状態になりました。)
今後日差しが強くなり水温が上がり過ぎるのを防ぐために、蔓植物を繁らせて日陰を作ります。
石をごろごろ積み上げてるのは、後片付けをさぼってる訳ではありません。こうした隙間のある石積みは、トカゲや昆虫などの隠れ家になります。
導入した生き物
・植物メイン池

   メダカ  10匹
   カワニナ 5匹
   フサモ
   アシ
・生き物メイン池

  メダカ    48匹
  カワニナ  10匹
  オイカワの稚魚 1匹(メダカに混じってた。)
  ミナミヌマエビ 4匹
  スジエビ    2匹
  フサモ
  




その後のカッパ池(2002年5月12日)
 完成から2ヶ月経ち、カッパ池の周りはご覧の通り植物が繁りました。水草も元気だし、すっかり自然の風景に溶け込んだような気がします。メダカも元気一杯。稚魚もたくさん生まれました。それにいろんなお客さんもご来場下さいました。

 お客さんたち。

  アメンボ
  ハエトリグモの一種?
  アシナガグモ

 数ヶ月経過してから存在が発見された生き物。
 (導入当初の植物にくっついてたと思われる)

  モノアラガイ
  クレソン




今後のカッパ池は?
さーて、間もなく梅雨そして盛夏を迎える訳ですが、季節の移り変わりと供にカッパ池にどんな生き物がやってくるか楽しみですね。

カッパ池の観察記録はこちらのホームページもご覧下さい。

海の中道探検クラブ ABIC
  

  カッパ池プロジェクトの発起人。我らが隊長のHP。
  カッパ池のレポートが定期的に更新されます。レポート担当☆さん。

シーワールド ☆さんのちびっこ!いけいけkappaike!
  

  ABICのHPでレポート担当の☆さんのHP。
  メーキング オブ カッパ池 が見れますよ。





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