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幻の魚 ゴギとの出会い
    日時  : 2001年3月31日・4月1日
    天候  : 31日曇り / 1日晴れ 
  場所: 山口県 某河川上流



タイトルイラスト : シマダ ヤスヒコ


3月31日は突然冬に戻ったような寒さでした。ついこの間までぽかぽか陽気だったんですけどね。
さてそんな天気に負けるわけにはいかない。なにしろ幻の魚”ゴギ”に会いに行くのだから。
ゴギは中国地方に生息するイワナの一種であるが、生息環境の破壊や、放流されたイワナやアマゴとの交雑により、種の存続が危ぶまれている魚です。広島県の天然記念物に指定されています。 それほど珍しい魚だけに今回は生息場所は公表出来ません。

”ゴギの成魚”



ゴギの特徴は?


体に散在する白い斑紋が頭部にもあるのが特徴です。警戒心が強く、滅多に人が立ち入らないような渓流にすんでいます。実際この川は登山者も訪れるほどの上流部でとても魚影が濃い場所でした。何しろ釣りは素人の私にもゴギが釣れてしまうほどですから。




稚魚でゴギとアマゴの性格を観察してみよう


釣りの合間にちょっと岩に腰を降ろして川面に目を落とすと、アマゴとゴギそれぞれの稚魚が泳いでいるのが見られます。ぱっと見にはどちらもただの小魚にしか見えません。しかしじっと観察していると、見かけだけでなく性格にはっきりとした違いがあるのがわかります。

ゴギの稚魚
    見た目は黒っぽいこげ茶色をしています。積極的に泳ぎ回る事はなく、小さな石の間や落ち葉の陰に隠れている事が多いです。この警戒心の強い性格は親と全くといって良いほど同じですね。


アマゴの稚魚
    薄暗い場所を好むゴギと違い、仲間と群れをつくって流れのゆるやかな場所で泳いでいます。ちょうど日が当たる浅瀬を泳ぐアマゴの群れを観察していた時に、岩陰から成魚のゴギが襲いかかりました。しかし素早い泳ぎで散らばり、敵が去ると何事もなかったかのように集まりはじめました。小さくても泳ぎに自信があるアマゴと、瞬発力はあっても極端に明るい場所を嫌うゴギとでは、うまい具合に棲み分けが出来ているようです。





釣りだけでも十分楽しいけれど、ちょっと違った視点で観察すると意外な発見があったりします。アウトドアを楽しむ時はいろんな所に目を向けて見るといいですよ。さて今回は当ホームページを通じて仲良くなったH君とそのご家族には大変お世話になりました。また遊びにいきましょうね。

”アマゴの成魚”


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