日本各地に古くからあるカッパ伝説。 想像上の生き物は数あれど、カッパほどその姿・性格・そして人間社会との関係など、とてもユーモラスで親しみ深い生き物はないのではないでしょうか? しかしカッパの存在は架空の話しであるという常識を、くつがえす事例というのも幾つか報告がある訳で、信憑性はともかくTVなどで特集番組を見るとますます謎の生物・カッパに興味が沸いてしまいます。
さて、そうしたカッパ存在を証明する報告の中で最も有名な物は、皆さんもご存知かと思いますが”カッパのミイラ”ですよね。 日本各地には何体か(体の一部も含む)カッパミイラが今でも大切に保存されていますが、その中の一つを実際に自分の目で見る事が出来ました。
場所は佐賀県の伊万里市。以前から「松浦一酒造」という所でカッパのミイラを見ることが出来るという情報は知っておりました。一度ぜひ行ってみたいと思ってた所が、ちょうど近くに行く機会がありましたので期待に胸を膨らませて足を運びました。
|
| カッパのミイラ写真(ここをクリック) |
そのカッパのミイラは松浦一酒造の酒の販売や、数々のカッパの置物を展示している古い酒蔵の奥にありました。その姿は以前雑誌などで見た事はありましたが、およそ我々がイメージする一般的なカッパの姿とは全くかけ離れています。 あまりにも奇妙な姿をしていますが、私の場合祭壇の間近で対面したときになんとも暖かい物を感じました。同類同士だからって? まぁそれもありますが、このカッパは発見された時からずっと神様として大切に崇められて、生活において水との結びつきが深い地元の人々をずっと守ってきた、そんな心の交流がほんのりと伝わってきた気がしたのです。
|
カッパのミイラが見つかった松浦一酒造は1716年に創業という老舗中の老舗。今から40年ほど前に母屋の大改築中に梁の上に置かれた箱が見つかったそうです。中に入っていたのは奇妙な姿の動物のミイラ。それを見た誰もが一体何のミイラか解からなかったが、動物の入っていた箱に書いていた”河伯”という文字によりその正体はカッパであるという結論になったそうです。
松浦一酒造にて自由に見学出来ますが、大切に祭られている水神様です。見学の時は静かに、そして水の安全をお祈りすると良いでしょう。
|